June 19, 2008

Enmanuel

20 de junio
Asuncionから帰ってきた翌日、重症だった患児Enmanuelの部屋に行くと、病状は悪化して今にも呼吸が止まりそうな感じ。。
Enmanuelは水頭症、心奇形、消化管異常、まだ4ヶ月だけど入退院、手術を繰り返していた。
モニターも何も着いてない状態にびっくりして、とりあえず着けようと相談し、装着。
でも、小さいベビーなのに子供用の酸素モニターがない。。
大人用しかなくて、NICUに一つある小児用のモニターを交渉に行くも、そこにも重症患児がいるからと断られる。
仕方なく大人用を着けて、でもほとんどモニターの意味もなく。。
そんなことをしていると、mamaが「これをあなたに」と2008年のインディヘナの絵の描かれたでっかい手帳を渡してきた。
今まで、本を売り歩いて生計を立てていたけど、これはもう使わないから、と。
それにしばらく休まないといけないし、と涙目で話してくれた。
数日前から私に渡そうと持ってきてくれていたらしいが、私がAsuncionに行っていたせいでなかなか会えなかった。でも、予定の研修が急遽中止になり、早めに帰ってきたところで手帳を受け取ることができた。

そして、翌日、
Enmanuelの部屋に行くと、誰もいない。。
きれいに片付いてしまっている。
あまりに重症だったから他の病院に移ったのかと思い、スタッフに聞くと、
空を指差して、
「昨日の夕方18時くらいにね、お空に行っちゃったのよ。」と。

Paraguayの医療水準は低い。
日本ならもっと適切な治療が施されるだろうけど、ここではそんなこと願っても難しすぎる。設備のなさ、怪しいDr指示、スタッフのモチベーションの低さ、本当に難しい。。

でも、最後の日にEnmanuelと会うことができて、mamaと話せてよかった。
私にはモニターをつけることや、mamaと話をすることくらいしかできなくて、
でもEnmanuelとmamaは私をあったかい大きなもので包んでくれたようだった。
いっぱいいっぱい励ましてもらえたようで、目頭が熱くなった。。
Muchisimas Gracias a Enmanuel y mama!!

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